清水草一の歴代愛車一覧!ソアラからフェラーリまで所有の実態を徹底解説
編集部
バブル期のデートカーブームから超円安と電動化が進む現在に至るまで、自動車メディアの最前線で特異な存在感を放ち続けている自動車評論家・清水草一氏。「MJブロンディ」の名義でも親しまれ、かつて「フェラーリを買うために命を削った男」として一世を風靡した彼の生き様は、多くのクルマ好きに強烈なインパクトを与えてきました。webメディアAUTOCAR JAPANの連載『自動車ラスト・ロマン』をはじめとする各媒体の取材記録や関係者の証言からも、一般的な評論家の枠に収まらない泥臭くも痛快なカーライフの実態が浮き彫りになっています。
なぜ彼は借金を抱えてまでフェラーリを買い続け、一方で大衆的な国産中古車や独自の愛車「スッポン丸」に深い愛情を注ぐのか。若き日の日産シルビアやトヨタ・ソアラとの蜜月、波乱万丈の愛車遍歴、そして業界内でのリアルな評判まで、独自の検証データと証言をもとに徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:若き日の日産シルビアやトヨタ・ソアラから始まったカーライフは、1990年代のフェラーリ348購入で「自腹を切る破天荒な自動車評論家」としての地位を確立。
- 要点2:AUTOCAR JAPANの人気連載『自動車ラスト・ロマン』でも話題の愛車「スッポン丸(スバル360)」や盟友・渡辺敏史氏との掛け合いなど、現在も現場主義の車道楽を爆走中。
- 要点3:世間の評判は「共感できるエンタメ評論」と「スペック偏重派からの賛否」に分かれるものの、自腹買いに裏打ちされた一次情報のリアリティは唯一無二の価値を持つ。
【若き日の原点】日産シルビアと「デートカーの帝王」トヨタ・ソアラの衝撃
清水草一氏の自動車人生を紐解く上で欠かせないのが、1980年代の日本のモータリゼーションとバブル前夜の熱気です。学生時代からクルマに魅了された清水氏は、日産シルビア(S110型やS12型など)を経験したのち、当時の若者文化を象徴するトヨタ・ソアラへと足を踏み入れました。
当時のソアラは、単なる高級クーペではなく、所有すること自体がステータスであり、恋愛市場における最強の武器でもありました。連載『自動車ラスト・ロマン』でも「デートカーの帝王」として振り返られている通り、清水氏はソアラが持つデジタルメーターの先進性、直列6気筒ツインカムターボの滑らかな加速、そして女子大生を助手席に乗せたときの高揚感を全身で浴びました。この「クルマを単なる移動機械ではなく、人間の欲望や見栄、ロマンの増幅装置として捉える」視点こそが、後の評論スタイルを決定づける原点となったのです。
【人生の賭け】「その時、フェラーリを買った」とMJブロンディの誕生
集英社の編集者を経てフリーランスとなった清水草一氏が、日本中にその名を知らしめた最大の転機が、1993年のフェラーリ348tb購入でした。当時の自動車ジャーナリズムは、メーカーから広報車を借りて性能を論じるスタイルが主流であり、清水氏のように「頭金なし・全額フルローン」で身銭を切って超高級輸入中古車を買い、維持費に悲鳴を上げるプロセスを赤裸々に公開する書き手は極めて異例でした。
自著『フェラーリを買う劇毒』などで描かれた、エアコンの故障、クラッチ交換の莫大な請求書、炎天下のオーバーヒートといったトラブルの数々は、クルマ好きにとって最高のエンターテインメントとなりました。ペンネーム「MJブロンディ」として読者の輸入車相談に答え、フェラーリを複数台乗り継ぐ姿勢は、「雲の上の存在だったスーパーカーを日常の地獄と天国に引きずり下ろした」と絶賛されました。クラッチ残量の減りに怯えながら都心の渋滞を走るリアルな手記は、今なお読者の語り草となっています。
【愛車遍歴の全貌】スーパーカーから大衆中古車・スッポン丸まで
清水草一氏の歴代愛車は、フェラーリやランボルギーニといった超高額車から、10万円台で手に入れた国産大衆車まで多岐にわたります。その振れ幅の広さこそが、彼の評論に血肉を通わせている最大の要因です。
| 時代・カテゴリ | 主な代表車種 | エピソード・特徴 |
|---|---|---|
| 青春期・バブル前夜 | 日産シルビア、トヨタ・ソアラ(初代・2代目) | デートカー文化の洗礼を受け、見栄と速さに青春を捧げた原点。 |
| フェラーリ暗黒・狂乱期 | フェラーリ348tb、F355、328GTS、458イタリア等 | フルローンで購入し人生を一変させた。維持費の恐怖を執筆の糧に昇華。 |
| 実用・エンスー期 | アルファロメオ156、フィアット・パンダ、ルノー・カングー | 欧州実用車の「味」を絶賛。中古車を乗り潰すリアリズムを提示。 |
| 現在・ラストロマン期 | スバル360(通称:スッポン丸)、最新EV/ハイブリッド | 日本の国民車を溺愛。同業の渡辺敏史氏らを巻き込み珍道中を展開。 |
特に近年、自動車ファンの間で大きな注目を集めているのが、1960年代の名車スバル360、通称「スッポン丸」です。2ストローク2気筒エンジンの愛らしい鼓動と、現代の路上で走らせる過酷さをユーモラスに描写。AUTOCAR JAPANの企画では、当代随一の理論派自動車評論家として知られる渡辺敏史氏をスッポン丸の助手席に乗せ、現代車との隔世の感を語り合うなど、世代や思想を超えた自動車文化の対話を仕掛けています。

【実態検証】清水草一の現在と「賛否両論」のリアルな評判
インターネット上の掲示板やSNSでは、清水草一氏の評論スタイルに対して真っ向から意見が分かれています。2026年現在のネットコミュニティや愛読者の声を分析すると、その評価軸は非常に明確です。
【肯定派の意見】:
- 「スペックの数値を並べるだけの評論家と違い、所有して壊れたときの絶望感や修理代のリアルを教えてくれる唯一の人」
- 「高速道路の渋滞問題や道路行政への提言が非常に実践的で、机上の空論になっていない」
- 「バカバカしいことを大真面目にやってみせる文体が痛快で、読んでいるだけでクルマが欲しくなる」
【批判・慎重派の意見】:
- 「サーキットでの限界走行インプレッションやサスペンション構造の詳細な分析は、理論派評論家に比べて物足りない」
- 「フェラーリ礼賛のイメージが強すぎて、環境性能や実用車を語る際にバイアスを感じることがある」
専門的な工学データを重視する層からは時に軽妙すぎると評されるものの、「自腹で購入してオーナーの痛みを共有する」姿勢において、清水氏の右に出る評論家は日本にほとんど存在しません。机上の批評ではなく生活者としての実感に基づく言葉だからこそ、数十年にわたり読者の心をつかみ続けているのです。
【プロの結論】「自動車ラスト・ロマン」から読み解く愛車選びの判断基準
内燃機関からBEVへのシフトが進み、自動運転技術の進化によってクルマが「家電化」しつつある現在、清水草一氏が発信し続けるメッセージには深い示唆が含まれています。単なるノスタルジーではなく、私たちがどのような姿勢でクルマと向き合うべきか、その判断基準は明快です。
クルマを「効率と移動手段」と割り切る人が選ぶべき道
最新のADAS(運転支援システム)や電費性能、リセールバリューを最優先するユーザーにとって、清水氏が実践してきた「壊れる旧車に手を焼き、修理費で貯金を削るカーライフ」は絶対に避けるべきリスクです。信頼性の高い国産ハイブリッドやリース契約を活用し、合理性を追求することが現代における賢明な選択肢となります。
クルマを「人生の体験とロマン」と捉える人が選ぶべき道
一方で、「人生で一度は憧れのエンジン音に酔いしれたい」「不便さを愛おしむ時間を持ちたい」と願う人にとって、清水氏の生き様は最良のバイブルとなります。身の丈に合わない中古輸入車や旧車に手を出すことは経済的リスクを伴いますが、清水氏が証明してきたように、そこで得られる濃密な人間関係や失敗談は、何物にも代えがたい人生の財産になります。「壊れるかもしれないが、今しか乗れないクルマに乗る」という決断は、内燃機関の黄昏時である今こそ、最大限の価値を持ちます。
【清水 草 一】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:清水草一氏は現在、フェラーリを何台所有していますか?
A1:時期によって愛車の入れ替えが激しいですが、過去に通算10台以上のフェラーリを乗り継いできました。現在はフェラーリの最新モデルだけでなく、スバル360(スッポン丸)や日常の足となる実用車など、複数台を状況に応じて乗り分けるスタイルを取っています。
Q2:ペンネーム「MJブロンディ」の由来は何ですか?
A2:かつて集英社で漫画雑誌の編集に携わっていた際、企画記事や読者相談コーナーを担当するにあたって生まれた別名義です。軽妙で親しみやすい語り口で読者のクルマ選びや恋愛相談に答えるキャラクターとして定着しました。
Q3:なぜスバル360(スッポン丸)を購入したのですか?
A3:日本のモータリゼーションを切り拓いた歴史的名車としての敬意はもちろん、現代の過剰に快適・巨大化した自動車に対するアンチテーゼとして、クルマ本来のプリミティブな操縦感や「走らせる歓び」を再確認するためです。連載『自動車ラスト・ロマン』でもその日常が克明に綴られています。
まとめ:時代が変わっても色褪せない「自腹の哲学」
バブル期のトヨタ・ソアラから始まり、フェラーリに人生を捧げ、現在はスバル360「スッポン丸」で昭和の風を浴びる自動車評論家・清水草一氏。彼のカーライフは一見すると破天荒で無謀に見えますが、その根底には常に「身銭を切って得た経験しか読者には響かない」という徹底した現場主義とプロ意識が存在しています。
クルマが便利で無機質な移動ツールへと移り変わる現代において、時に歓喜し、時に修理代に頭を抱える彼の姿は、私たちがクルマに対して抱いていた純粋なときめきを思い出させてくれます。清水草一氏が切り拓いてきた「愛車遍歴」の軌跡は、効率主義の時代を生きる私たちにとって、人間味あふれる最高のエンターテインメントであり続けています。